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知っておきたい不動産用語

不動産用語集

あ行-用語一覧
アール RMBS
用語 意味
アール

アールを付けるなどと使う。円の半径を表す記号「r」に由来して、曲面や曲線を付けることをいう。

RMBS

Residential Mortgage Backed Securitiesの略。住宅ローンを担保として発行される証券のことで、住宅金融公庫(現在は「住宅金融支援機構」)が発行する貸付債権担保住宅金融公庫債券(現在は「貸付債権担保住宅金融支援機構債券」)や金融機関が発行する住宅ローン債権担保証券がこれにあたる。

証券を買った投資家は、住宅ローンの償還金や利子を受け取る。その特徴は、多数の住宅ローン債権をまとめてパッケージとして金融商品化することであり、アメリカで発達・拡大した商品である。住宅ローンは超長期固定金利という特性があるが、債務不履行、繰上げ償還などのリスクがあり、それらのリスクを投資家に分散する手法として、日本でも発行が拡大してきている。

か行-用語一覧
管理費 契約書 更新料
用語 意味
管理費 共用施設・設備の維持管理費用として毎月支払う費用で、共益費と言う事も。
水道代込みの場合などもある。
契約書 賃貸借契約の内容を明記。
更新料 地域や物件によって1~2年の契約更新ごとに発生する費用。
不動産会社によっては更新手数料も必要。
ただし、更新料・更新手数料ともに支払う必要のない物件もある。
用語 意味
敷金 退去時の修繕や家賃滞納など備えて貸主が預かる費用。
別途礼金がセットになる場合や、敷引きが含まれるケースなどもある。
相場は家賃の2~3ヶ月分程度。
敷引き
(解約引き)
敷金や保証金から差し引かれることが設定された金額で、退去時に返還されない。
主に退去後の部屋補修にあてられる。
重要事項説明書 契約終結前までに渡される書面で、その不動産に関する権利関係や取引条件などについて記載されたもの。
用語 意味
仲介手数料 賃貸住宅の多くは仲介で取引されるが、その謝礼として仲介業者に家賃1ヶ月分を上限に支払う
借り主の全額負担が主流だったが最近では貸主と折半という動きも。
定期借家契約 数ヶ月の短期から数年間の長期まで契約期間が明確に定められており、更新は出来ない。
貸主・借主の合意で再契約を結ぶことは可能。
手付金 未完成の物件などすぐに鍵を受け取れない場合、残金を納入せずに契約成立の証拠として支払うもので、敷金(保証金)の一部に充当される。
入居者の事情による契約解除の場合は解約手付けとして返金されないのが一般的。
な行-用語一覧
NAR 内容証明郵便
用語 意味
NAR 読み:なーる
NATIONAL ASSOCIATION OF REALTORSの略。「全米リアルター協会」と訳される。
アメリカで最大の不動産業者界団体で、約1,500の地方組織と85万人の会員を持つ(2006年現在)。
設立は1908年(設立時の名称はNational Association of Real Estate Exchanges)であり、独自の倫理規定を制定し、会員の専門能力を研鑽・認定し、会員が共同で取引する仕組みを確立・運営するなどによって、アメリカの不動産業の発展に寄与している。また、情報通信技術を活用した共同仲介のシステム構築を先導してきた。
その会員は、REALTORと称することができ、その名称は登録されている会員以外は使うことができない。
内容証明郵便 差出人が送った手紙(書面)の写しを郵便局が保存することにより、郵便局が手紙(書面)の内容を公的に証明するという制度である(郵便法第63条)。
ただし、内容証明郵便はあくまで手紙の内容を証明するだけであり、その手紙が相手方に到達したことまで証明するものではない。そのため、通常は「配達証明付の速達書留内容証明郵便」として郵送するのが一般的である。

内容証明郵便を出すことができるのは、地方郵便局長が指定する郵便局に限られており、小さな郵便局では取り扱わない。

内容証明郵便を書く要領は次のとおりである。

1)紙に次の字数で文章を書く(句読点も1字として計算する)。
ア)縦書きの場合:1枚につき1行20字以内、1枚26行以内(520字以内)
イ)横書きの場合:1枚につき1行26字以内、1枚20行以内(520字以内)
2)使用できる文字は原則としてひらがな、カタカナ、漢字、および数字である。アルファベットは、氏名、会社名、地名、商品名などの固有名詞だけに使うことができる。また一般的に使用されている記号は使うことができる。
3)紙の大きさや種類は自由である。B5、A4、B4、コピー用紙、ワープロ用紙などでよい。また、手書きでもワープロ打ちでもプリンターからの出力でもよい。
4)上記1)・2)・3)の要領で作成した手紙のコピーを普通のコピー機で2部作成する。
5)手紙が2枚以上の紙になるときは、綴目(とじめ)に契印(けいいん)を押す(2枚以上からなる手紙の1枚目と2枚目にまたがって印鑑を押すことを「契印」という。契印に使用するのは、実印や代表者印である必要はなく、認印(会社の場合は社印)でよい)。
6)一つの封筒に、手紙に書いた相手方の住所氏名・自分の住所氏名と同一のものを書く。

内容証明郵便を郵便局で発送する手続きは次のとおりである。

1)用意した封筒、手紙、そのコピー2部、印鑑(実印や代表者印である必要はなく、認印(会社の場合は社印)でよい)を郵便局に持参する。印鑑を持参するのは、契印を忘れたときや郵便局で指摘を受け訂正をするために必要になる可能性があるからである。
2)書留、配達証明付き、内容証明、速達で郵送の手続きをする(料金は合計で1,490円。ただし手紙が1枚を超えると、超えた分1枚につき250円が加算される。また封筒の大きさ・重量により料金が加算される場合がある)。
3)コピーの1部に「この郵便物は○年○月○日第○号書留内容証明郵便物として差し出したことを証明します。○○郵便局長」と押印されたものが返却される。この押印されたコピーは、手紙の差出人が保管する(残りのコピー1部は郵便局に5年間保管される。手紙そのものは相手方に郵送される)。

-- ここからは本文のリンク用語の解説 --実印
個人の印鑑であって、市区町村長に対してあらかじめ印鑑登録を行なった印鑑のこと。
印鑑証明の発行を受けることができる印鑑である。
認印
個人の印鑑であって、市区町村長に対してあらかじめ印鑑登録を行なった印鑑(実印)ではない印鑑のこと。
社印
会社の印鑑であって、代表者印でも、銀行印でもない印鑑のこと。
印影が正方形であることが一般的なので、「角印」とも呼ぶ。

見積書・請求書などに押印する。
は行-用語一覧
日割計算 保証金
用語 意味
日割計算 即入居可能な物件の場合、入居申込日から家賃が発生し、その月の分を日割計算して前払いする。
交渉により家賃発生日を多少遅らせてもらえる場合もある。
保証金 主に関西特有のもので、全国的には敷金とするケースが多い。
解約引きを差し引いて退去時に変換されるが、部屋の使用状況によって修繕費などの必要経費を差し引かれる場合もある。
相場は大阪や神戸で家賃5~10ヶ月分程度。
ま行-用語一覧
前家賃 申込金
用語 意味
前家賃 家賃は通常、毎月翌月分を前払いするため、入居にあたっては翌月1ヶ月分の家賃が必要。
月の途中で契約した場合は、その月の日割家賃+翌月分となる。
申込金 申し込みの順位を確保するための預り金。
入居審査をパスしなかった場合など、申し込みを取り消す際には返金される。
用語 意味
役員(免許の基準における~) 宅地建物取引業法第5条第1項(免許の基準)では、その事由に該当した場合には宅地建物取引業の免許を与えることができない事由を列挙している。これらの欠格事由における役員とは、次の1)および2)の者を指しており、実質的に支配力を有する者を含む幅広い概念である。

1)業務を執行する社員、取締役、執行役またはこれらに準ずる者
2)相談役、顧問、その他いかなる名称を有する者であるかを問わず、法人に対し業務を執行する社員、取締役、執行役またはこれらに準ずる者と同等以上の支配力を有するものと認められる者

このように、名称の如何を問わず、宅地建物取引業を営む法人または個人に対して、実質的に支配力を有する者を、宅地建物取引業法第5条第1項(免許の基準)では「役員」と呼んでいる。
なお、上記2)の「同等以上の支配力」の認定に際しては、「名刺、案内状等に会長、相談役等の役職名を使用しているか否かが一つの基準となる」と説明されている(宅地建物取引業法の解釈・運用の考え方「第5条第1項関係」より)。
屋根不燃区域 防火地域と準防火地域にあるすべての建築物は、耐火建築物または準耐火建築物としない場合には、その屋根を不燃材料で造り、または不燃材料でふくことが必要である(建築基準法63条)。

しかしその反面、防火地域または準防火地域以外のエリアでは、この屋根不燃化の規定(建築基準法63条)は適用されない。

そこで建築基準法では、こうしたエリアであっても、特定行政庁の判断により、屋根の不燃化を強制できるという制度を設けている。これが「屋根不燃区域」である。

具体的には、特定行政庁が、防火地域または準防火地域以外のある区域を「屋根不燃区域」に指定すると、その区域内では屋根を不燃材料で造り、または不燃材料でふかなければならないことになる(建築基準法22条)。

またこの「屋根不燃区域」に指定されると、外壁や軒裏について特別な防火規制をクリアしなければならないことになる(建築基準法23条・24条・24条の2)。

この「屋根不燃区域」を指定するには、都道府県都市計画審議会または市町村都市計画審議会の意見を聞く必要がある。

実際にこの「屋根不燃区域」は、木造家屋が密集する地域などで広汎に指定され、都市の防火に大きな役割を果たしている。
ら行-用語一覧
礼金
用語 意味
礼金 文字通り入居に際して貸主に支払うお礼的なもので、敷金と違って退去時の返還対象にならない。
相場は家賃1~2ヶ月分程度だが、礼金無しの地域や物件も多い。
権利金と言う事も。
用語 意味
ワイドスパン スパンとは間隔、間(ま)のこと。柱や壁の間隔を広く取ることができれば、光や風を室内に取り込みやすくすることができる。従来は1間からせいぜい2間程度の開口部だったが、3間以上ある全面開口も可能になり、南面する部屋に採用するケースが多く見られるようになった。これにより部屋の開放感も増すことになる。

一般的に70平方メートル程度の住戸で窓のある開口部の幅が7~8m以上あればワイドスパンとされているが、結露、断熱性能等にも配慮して検討することが必要。
和解(土地収用法における~) 収用の裁決が申請され、収用委員会が審理を開始した場合において、収用委員会はいつでも審理の途中で和解を勧告できる。
この勧告に従って起業者と収用される相手方の双方の合意により和解が成立した場合には、和解調書が作成され、これをもって権利取得裁決と明渡裁決が同時にあったものとみなされる(土地収用法第50条)。